「口腔機能低下症」に注意!

物を食べるとき、口を閉じて舌を動かし食べ物を歯の上に乗せて噛む、という動作を行っています。そして噛んだものを分泌された唾液と混ぜて、喉の奥に運んで飲み込みます。当たり前のように行っている動作ですが、高齢になると口の周りの筋力が落ちてしまう、唾液の分泌量が減る、しっかりと噛める歯の本数が減る等で食べる動作の機能が下がってしまいます。これを口腔機能低下症といいます。

「口腔機能低下」とは、加齢により口腔内の「感覚」「咀嚼」「嚥下」「唾液分泌」等の機能が少しずつ低下してくる症状です。
「口腔機能低下」を早期に自覚することで生涯にわたり、食べることを楽しみ、会話に花を咲かせ、笑顔が続く健康長寿を支えます。
「口腔機能低下症」は、患者さんの「口腔機能低下」に「専門的な介入をするキーワード」です。

日本老年歯科医学会より「「口腔機能低下症」を診断しましょう」ページより引用

口腔機能低下症になると、硬い野菜や肉等が食べにくくなり偏食の原因となります。偏食になると栄養の偏りやエネルギー不足に陥りやすく、全身の健康に悪影響があります。
口の衰えは気づきにくいですが、滑舌の悪化、食べこぼし、食べ物を飲み込みにくい、等があるなら、まずは歯科医に相談するのがいいでしょう。
厚生労働省は4月から、口腔機能低下症の人へのマッサージ指導や、噛む力の検査等に保険を適用します。
「厚生労働省平成30年診療報酬改定の概要(歯科)」PDFファイル