第555回KOBE健康くらぶ土曜健康科学セミナーに参加してきました

健康寿命のイメージ画像

こんにちは、グロリード株式会社の技術担当でございます。

9月22日に13時半から健康ライフプラザ5階で開催されました、第555回KOBE健康くらぶ土曜健康科学セミナーに参加をしてきました。
今回のテーマは、「健康寿命のための食生活の改善」。講師は甲南女子大学医療栄養学部 教授 宇佐美眞先生です。
主に健康寿命のために必要な食生活の改善やその方法について講演されていました。

「健康寿命」とは、日常的に介護を必要としないで自立的に生活できる生存期間のことを指しています。その寿命を延ばすためには、個人の生活の質の低下予防には必須であり、介護による負担の軽減にもつながります。
その健康寿命の延伸を怠ると筋肉量の減少や虚弱(フレイル)、さらにはサルコペニア(加齢に伴う筋力の低下や筋肉量の減少)に陥り、最悪の場合介護が必要になるリスクも高くなります。
フレイルによる体力や筋肉量の低下によって、転倒のリスクや体重減少、移動能力の悪化、活動低下による引きこもりや死亡率が、健常高齢者の倍になるということです。

しかし、日本人の平均寿命と健康寿命の差は男性で約9年、女性で約12年と大きな差があり、健康寿命の延伸のための健康意識も年齢を重ねるごとに低くなる傾向がありました。
これが、日本の高齢者の栄養不良の増加という結果につながってしまっているのです。

では、健康寿命の延伸のためにはどのような対策をしたらいいのでしょうか。

そのためにはまず、食生活の改善の栄養管理が重要になっていきます。
健康寿命の延伸のためには動物性たんぱく質と脂肪を適度に摂取することとされています。そのためには、かつての「メタボリックシンドローム予防のために肉食と脂肪の摂取を避ける」という考え方から変える必要があります。
確かに、健康で長生きしている高齢者の食生活を見ますと、積極的に肉を摂取しているのも納得がいきます。この方針の変更は一般的に見れば画期的だともいえるでしょう。

高齢者のフレイル予防には、欠食をせずに1日3食をしっかりと取り、最低でも肉か魚などのたんぱく質を取り入れ、骨の健康のためにカルシウムを摂取することだとされています。
それに加えて適度な運動や自炊行為、会食の機会をつくることも健康寿命の延伸によって良い効果が期待できるとされています。

今回のセミナーのテーマである「健康寿命の延伸」の問題は高齢者の方向けのように見えますが、我々の若い世代も後ほど直結することを認識しなければなりません。
今後少子高齢化が進み、高齢者社会になるとされている日本では、ますます健康寿命の延伸が課題になることが予想されています。そのために我々ができることは、規則正しい食生活と適度な運動を取り入れ、健康的な生活習慣を意識することだと考えています。

今、自分の生活習慣に不安があるという方は、一度自身の食生活を見直す事から始めてみてはいかがでしょうか。

セミナーの様子につきましては、公益財団法人兵庫県予防医学協会様のブログ「第555回土曜健康科学セミナーレポート」をご覧くださいませ。

健康寿命を延伸させる食生活は、それまでのメタボリックシンドローム予防のための“肉食を減らし、脂肪をとり過ぎない”という考え方から方針を変更し、積極的に動物性たんぱく質を十分に摂取し、脂肪も必要量摂取する食事にギアチェンジすること。
ただし、身体の状態は個人によって異なるので、何歳からギアチェンジするかも個人によって異なる。
かかりつけ医や管理栄養士などに相談しながら、うまくギアチェンジをしてほしい。

第555回土曜健康科学セミナー(公益財団法人兵庫県予防医学協会)